水素水と水は何が違う?水素水のたしかな効果について紹介します!

最近さまざまな体によい効果があると評判になっている水素水ですが、この水素水とは普通の水とは何が違うのでしょうか。
また、体によいということでミネラルウォーターを飲む人がいますが、水素水とミネラルウォーターは何が違うのでしょうか。
ここでは、水素水が持っているたしかな効果について紹介していきたいと思います。
目次
水素水とはどういったものなのか
近年注目されている飲み物に「水素水」があります。
少しずつ認知度が高まっている水素水ですが、まだまだ知らないという人がいるのも事実です。
そこでここでは、水素水とはどういったものなのかについて紹介していきます。
水素水はどういったものか
水素水とはその名前のとおり、水に多くの水素が溶けている状態の水を指します。
いくつかの方法がありその一つに、水素ガスを水の中に溶かして水素水をつくるほうほうがあります。
ただ、法律上で公的に定義があるわけではなく、水素の濃度などが細かく指定されているわけではありません。
そのため、メーカーによって濃度は違います。
一般的に、水素水は味や臭いがあるわけではなく、色もありません。
したがって、一見しただけでは水素水と水の違いは分からないといえるでしょう。
水素水の入手の仕方とは
水素水を飲みたい場合にも、いろいろな入手の仕方があります。
まずは、容器に入った市販の水素水を購入する方法です。
欲しいときに購入できる、持ち運びができるといったメリットがある方法ですが、デメリットもあります。
市販のものは、長時間放置していると水素が少しずつ抜けていきます。
普通のプラスチックの容器であれば、水素分子が細かいために少しずつ水素が抜けていってしまいます。
それを防ぐためにアルミ製容器を使用することが多いのですが、それでもまったく水素が抜けていかないわけではありませんし、開封したらどんどん水素が抜けていきます。
市販の水素水を購入する場合は、開封したらできるだけ早く飲みましょう。
そのほかに、化学反応を起こすことで水素水を生成する方法もあります。
水の中にマグネシウムを投入すると、化学反応が起きて水素が発生します。この化学反応を利用して、マグネシウムを使って水素水を発生させるのがスティックタイプと呼ばれる方法です。
こちらも手軽に利用できるだけでなく、スティックなので持ち運びに便利というメリットがあります。
また、水素水を作りたての状態で飲むことができるメリットもあります。
もう一つは、電解方式にて水素を発生する機器を使用する方法です。
水道水を電気分解して水素を発生させることで、電解水素水を作り出します。
水道に直結させるもの、ウォーターサーバータイプのもの、据え置き型などがあります。
こちらは高濃度の水素水を作ることができる、できた水素水をすぐに飲むことができるというメリットがありますが、ほかの方法と比べて初期費用が高くなるデメリットもあります。
水素水と水との違いとは
さまざまな健康効果が期待できる水素水ですが、普通の水との違いが分かりにくいという声もあります。
それは水素水が無味無臭であり、見た目には普通の水と変わらないことも関係しています。
そこで、ここでは水素水と水との違いについて紹介していきます。
水素水と水とのおおまかな違いとは
水素水と普通の水とは、見た目には大きく変わるところはありませんが、大きく違うのが水に溶けている水素の量です。
ただ、公的な定義として「どれだけの水素が溶けていれば水素水といえるか」が決まっていないため、提供しているメーカーによって濃度は異なっています。
一般的には、一定の水素が溶けた水を「水素水」として販売している場合もありますし、家庭で水素水を生成する機器なども販売されています。
水素水の効果とは
当然ですが、普通の水道水を飲んでも健康効果などはありません。
水分補給にはなりますが、水道水を飲んだからといって臓器の調子がよくなる、血液改善が行われるといったことはありません。
しかし、水素水にはさまざまな効果が期待されています。
大きなものとしては「抗酸化作用」「血流改善」「肌トラブルの改善」といったものがあります。
特に、抗酸化作用によって悪玉活性酸素を除去できるのが大きなメリットです。
この作用によって、ガンの予防や臓器不全の解消、動脈硬化などの血流トラブルの改善といった効果が期待できます。
また、抗酸化作用は肌、皮膚にも作用しますので「シミ」「シワ」「たるみ」のような肌トラブルも改善が期待できるでしょう。
これらのさまざまな健康効果、美容効果が期待できるのが水素水だといえるでしょう。
水素水でも長期間放置していると普通の水になる
このように、水素水と普通の水とは大きな違いがあるのですが、水素水の取り扱いには注意が必要です。
水に溶け込んでいる水素分子は、時間が経つにつれて少しずつ空気中に抜けていってしまう性質があります。
そのため、水素水を長時間放置していると、水素がどんどん抜けていってしまい、やがて普通の水となってしまうのです。
コップのようなフタのない容器に水素水を入れておいたところ、1時間ほどで水素の濃度が半分にまで減ってしまった、という実験結果もあります。
市販されているものは、水素が抜けにくいアルミ製容器などに入れられていますが、それでも完全に密封できているわけではありません。
水素水は購入したら、できるだけ早く飲みきってしまうのが正解なのです。
水素水とミネラルウォーターとの違いとは
水素水と同様に、「体によい」として普通の水ではなくミネラルウォーターを飲む人がいます。
もちろん水素水とミネラルウォーターとは別のものですし、効果も違います。
そこで、ここでは水素水とミネラルウォーターの違いについて紹介していきます。
ミネラルウォーターとは
水素水とは水素が多く含まれている水ですが、無味無臭ですし、見た目には普通の水と変わりませんので、飲んでもはっきり違いが分からない場合もあります。
同様に、ミネラルウォーターも無味無臭で見た目も普通の水とは変わりません。
しかし、ミネラルウォーターは食品衛生法にてはっきりと定義されており、「水のみを原料とする清涼飲料水」とされています。
ミネラルが溶け込んだ地下水から採水したものが、ミネラルウォーターの原水です。
ミネラルウォーターにも、細かく分けると4つの種類があります。
・ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水に、沈殿・ろ過・加熱処理以外の物理的・化学的処理を行っていないもの
・ナチュラルミネラルウォーター
特定の水源から採水された地下水の中でも、地下で地層中にあるミネラルが溶解したもの
・ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターの原水に、沈殿・ろ過・加熱処理以外の処理や、複数の原水の混合、ミネラル分の微調整などを行ったもの
・ボトルドウォーター
飲用水。上記の3つ以外の水で、厳密にはミネラルウォーターとは呼ばれない場合も多い
という4つの種類です。
ミネラルウォーターには軟水と硬水がある
ミネラルウォーターには軟水と硬水があります。
軟水は日本で多い水で、硬度が低く、柔らかい水なので飲みやすい水です。
硬水は主にヨーロッパで多い水で、硬度が高く、しっかりとした飲み応えのある水となっています。
水素水とミネラルウォーターは生成方法が違う
水素水は、人工的な方法によって水素を作り出した上で、水に水素を溶け込ませて生成していきます。
その方法には、圧力をかけて水素ガスを充填する方法、マグネシウムなどを入れることで化学反応を起こす方法、電気分解を行って水素を発生させる方法などがあります。
こうして、発生した水素が溶けて水素水が完成します。
それに対してミネラルウォーターは、ミネラル分を多く含んだ地下水などを採水したもののほか、必要となるミネラル分を添加したり、複数の採水地の水を混ぜて加工したりした天然水や地下水といえます。
水素水とミネラルウォーターの効果の違いとは
水素水は体内や肌、皮膚の悪玉活性酸素を除去する作用によって、抗酸化作用や抗炎症作用などが期待できるものです。
それに対して、ミネラルウォーターはミネラル分を摂取するのが主な目的となります。
一般的な食事でもミネラル分は摂取できますが、不足がちになる方は少なくありません。
ミネラル分はカルシウムやマグネシウムといった成分を含むもので、骨の成長や形成、維持といった効果だけでなく、筋肉の成長、体内の老廃物排出機能向上、血流改善といった効果が期待できます。
水素水とミネラルウォーターは「どちらも体によい」と考えられていますが、その効果は異なりますので、目的に合わせて摂取するのがよいでしょう。
まとめ
水素水には抗酸化作用、抗炎症作用などがあり、さまざまな健康効果や美容効果が期待できます。
ただし、水素水は無味無臭であり、見た目は普通の水と変わらないため注意が必要です。
また、水素水は長時間放置していると、水素が抜けて普通の水になってしまうので、購入・開封後はできるだけ早く飲みきることも重要です。
同じように、健康に気を遣っている人が飲むものにミネラルウォーターがありますが、ミネラルウォーターはミネラル分が多く含まれている水であり、水素水とは健康効果が異なります。
それぞれの目的に合わせて選ぶとよいでしょう。