【飲んで大丈夫?】水素水を飲むときに注意した方が良い人の特徴やデメリットを解説!

水素水は、美容業界や医療業界で注目されており、実際に飲んだ方による口コミが多いため、一般的な関心も広がっています。
ひと昔前よりも、水素水を身近に手にすることができるようになりましたが、「飲むときに注意した方がいい人はいる?」「どれくらい飲んでいいの?」と気になっている人も多いです。
実際に美容・健康サポートで多くのメリットが期待できる水素水ですが、現在の体の疾患によって注意が必要な人もいます。
今回は、水素水を飲むときに注意が必要なケース、安全性や副作用のリスクについて分かりやすくご紹介します。
水素水の特徴や仕組みを理解して、自分に合う飲み物か今すぐチェックしてみましょう。
水素水の特徴と仕組みとは
水素水を飲んで大丈夫かなと不安視する前に、水素水とは一体どのようなものなのか、特徴や仕組みについて理解することが大切です。
水素水を簡潔にいうと「水素分子を多く含んだ水」になります。
よく、ただの水と変わらないという話もありますが、色や味といった見た目にこそ違いがないものの、中に含まれているものは違います。
それでは、水素水の特徴や仕組みについて解説します。
目次
水素水の特徴
水素水は、水道水やミネラルウォーターと、見た目も味も明確に違いがありません。
透明で無味無臭なので、水素水と水道水が並んでいても区別がつかないでしょう。
個人差がありますが、人によってはまろやかに感じることがある程度です。
しかし、水素水は医療業界や美容業界で、現在もさまざまな研究が進んでいます。
そのため、健康や美容のトレンドに敏感な人から、特に大きな支持を得ています。
また、水素水はいろいろな種類が販売されており、形状によって特徴もさまざまです。
例えば、容器に入った水素水、コンパクトサイズの生成器、サーバータイプの生成器、マグネシウムスティックなど、個人のニーズに合わせて選べます。
濃度を重視する場合、家族みんなで飲む場合、外出先で飲む場合など、利用するシーンに合わせて選ぶのがポイントです。
【容器に入った水素水】
よくスーパーなどで見かけるのが、アルミボトルやアルミパウチに入った水素水。
ペットボトルでは水素が抜けてしまうため、アルミ仕様の容器が使われています。
細かい気泡状態の水素ガスを水の中に吹き込む、パブリング製法という手法で充填され、ミネラルウォーターを使用しているものが多いです。
1本あたり200~300円程度で買えるものもあるので、手軽に試飲できるのがうれしいポイント。
水素水をこれから始める人におすすめです。
【コンパクトサイズの生成器】
水素水生成器の中には、持ち歩きできるペットボトルサイズの生成器があります。
電気分解によって生成され、出来たての水素水がいつでも飲めるとして人気を集めています。
水道水をボトルに入れて簡単に水素水が生成できるため、本体購入後は費用をかけずに続けることが可能です。
生成時間が短く使い方も簡単で、すぐに飲めるところも大きな特徴。
例えば、外出先やオフィスでも使えるので、一日中好きなタイミングで水素水が飲めます。
ほとんどが充電式なので車で出かけるときにも最適です。
本体価格もお手頃なものがありますが、どれくらいの濃度で生成できるか製品チェックしておきましょう。
【サーバータイプ】
サーバータイプの水素水生成器は、電気分解やパブリング製法など、機種によっていろいろなタイプがあります。
高濃度に生成できるものが多く、家族で共有する場合はサーバータイプがおすすめです。
直接サーバーと水道に接続できる機種があり、給水作業が必要ないものもあります。
中には機種によって冷水と温水の両方が飲めるものがあり、一年を通しておいしく水素水が飲めます。
本体価格は数十万以上するものもあり高額ですが、水道水で水素水を生成できるため、ランニングコストをあまりかけず、高濃度の水素水を飲み続けることが可能です。
【マグネシウムスティック】
マグネシウムが入った棒状のスティックで、水素水が生成できるという商品もあります。
使い方は簡単で、ペットボトルの水の中にスティックを入れるだけです。
数百円~1,000円程度で売られているため、水素水に悩んでいる人でも手軽に始められます。
しかし、マグネシウム触媒法という手法で水素を生成しますが、水素を生成させるには長い時間を要する上に、水素濃度も低めのため、濃度の高い水素水を作るのには向いていません。
水素水の仕組み
水素水とは、水素分子(H2)が溶け込んだ水です。
一般的にはあまり知られていませんが、水素水が作られる仕組みは大きく分けて3つあります。
・水素を水の中に溶かす
・マグネシウムで作る
・電気分解で作る
水素を水に溶かす方法では、高い圧力がかかった水に水素ガスを吸収させます。
水が水素ガスを吸収すると、水素分子(H2)になって溶けていく仕組みです。
また、マグネシウムを水に浸して水素ガスを発生させることも可能で、マグネシウムと酸素が反応することで水素分子(H2)が発生します。
そのほか、よく水素水生成器などで使われるのが、電気分解による水素水の生成です。
電気分解と聞くと難しそうなイメージですが、水を分解して水素と酸素に分けます。
分けられた水素が水に溶け込み、水素水として出来上がるという仕組みです。
この中でも電気分解は、高濃度の水素水が作れる方法で、本体価格が高額なサーバータイプに取り入れられています。
水素水を選ぶときは、濃度が重要なチェックポイントです。
高濃度であるほど、水素水で期待できるメリットを実感できるとされています。
水素水の生成方法によって濃度も変わってくるので、このような仕組みを知ることが水素水選びに大切です。
【水素の摂取方法】
水素を摂取する方法は、水素水として飲むだけなくさまざまな摂取方法があります。
・水素ガスの吸引
・水素風呂への入浴
・水素溶液の点眼
・水素溶液の点滴
・水素サプリメント
この中でも水素ガスの吸引は、先進医療でも採用されるほどです。
水素ガスの吸引は、高濃度の水素を体内に取り込むことで、体内の悪玉活性酸素の除去をサポートしてくれます。
水素水の摂取も、多くの水素分子を取り込むことで、水素ガス吸引と同様に活性酸素の除去をサポートして、特に美容・健康サポートで期待されている方法です。
どれも水素を摂取できる方法ですが、日常のライフスタイルの中で取り入れやすい水素水が一番おすすめになります。
水素水に期待される美容・健康サポートとは
水素水がここまで注目される理由の一つに、抗酸化作用があります。
抗酸化作用が影響を与える範囲は幅広く、美容・健康サポートに関わるメリットが大きいです。
研究段階のものも多いですが、さまざまな悩みをサポートするとして期待されています。
美容と健康のジャンルに分けて、水素水に期待されるサポート力について解説します。
年齢サインに負けない肌づくりを応援
水素水の特徴である抗酸化作用は、美肌ケアにうれしいアプローチ、若々しいケアの強い味方です。
人間は呼吸で取り入れる酸素によって、体内に活性酸素を作ってしまいます。
活性酸素の発生は防ぎようがありませんが、若い年齢のうちは体内で抗酸化防御機能が正常に働くことによって、活性酸素によるダメージを最小限に抑えることが可能です。
しかし、年齢を重ねてくると、活性酸素から体を守る力が落ちてしまい、シミ・しわ・たるみ・くすみといった老化現象となって見た目に症状が現れます。
肌細胞が悪玉活性酸素によって酸化してくると、このような肌の老化サインが出てくるので、見逃さないように注意が必要です。
抗酸化作用は、このような細胞の酸化を防いで老化を抑えるようサポートし、水素水は年齢に負けない若々しさで期待されています。
水素の働きは、肌の悩みだけでなくアレルギー体質の人にも役立ってくれるでしょう。
【美肌ケアにうれしいアプローチ】
水素水による年齢に負けない肌づくりは、美容業界から注目を集めているポイントです。
シミやメラニンの抑制をはじめ、紫外線から受けたダメージを緩和してくれると期待されています。
しかし、活性酸素は美肌に必須のコラーゲンをも破壊する存在です。
そんな活性酸素を除去することで、コラーゲンの生成・維持にも役立つため、水素水は肌の悩み解決をサポートしてくれると言えるでしょう。
【アレルギー体質の方にも注目される理由】
抗酸化作用の働きは、細胞の酸化を抑えて体内の炎症を軽減させるため、アレルギー体質の人へのサポートが嬉しいポイントです。
アレルギー反応は、体内の炎症や酸化に関連していることが多く、水素水の抗酸化作用によって軽減できる可能性が期待されています。
毎日の元気をサポートする可能性
水素水の抗酸化作用は、体内の酸化ストレスを抑えるとされています。
体内には酸化ストレスによって発生する悪玉活性酸素が存在しますが、この悪玉活性酸素が体内の細胞や組織にダメージを与えることで、疾患リスクを上げることが懸念点です。
そこで、水素水に含まれる水素分子が細胞や組織に浸透することで、悪玉活性酸素を抑制して酸化によるダメージを軽減する働きが期待されるポイント。
このような、水素の働きによって毎日の元気をサポートする可能性を具体的に解説します。
【血流や生活習慣のサポート】
水素水を飲んで血管内の酸化ストレスを軽減できると、血流や生活習慣改善のサポートにもつながります。
特に血圧やコレステロールが高めの人にとって、血流や生活習慣のサポートは今後の健康のために欠かせません。
また、体内の活性酸素は生活習慣による悪影響のリスクを上げる要因ともいわれています。
水素水は、このような悪影響のリスク軽減をサポートするとして期待されている飲み物です。
【基礎代謝アップを目指す方へ】
水素水には、基礎代謝をアップさせるサポート力にも期待されています。
水素水の主な役割は活性酸素の抑制ですが、細胞の酸化ストレスを軽減することで、細胞が活性化する方向に。
さらに、細胞が活性化することで基礎代謝がアップするのです。
また、代謝が上がると脂肪が燃焼されやすくなるため、ダイエットもサポートできます。
運動する前に代謝がアップしていれば、運動効率も高く、運動量に対してダイエットの結果にも嬉しいポイントです。
それだけでなく、基礎代謝のアップは血行や免疫機能に欠かせません。
【脳の健康サポート】
脳の健康は、酸化ストレスの影響に関わりが深いです。
抗酸化作用による脳の活性酸素除去は、記憶力や学習力のアップに役立ちます。
水素水を飲むことが、認知機能や脳神経の改善に寄与する可能性が研究で発表され、大学や学会での研究が進んでいるところです。
日本医科大学・老人病研究所・マネージメントサポートスタッフは、2013年に「酸化ストレス亢進マウスを用いた水素分子による認知症予防効果」という研究課題を発表しました。
マウスを利用した研究ですが、水素分子を長期摂取することで、加齢による脳の酸化ストレスの軽減が見られています。
さらに、神経変性疾患の発症が抑制されたことも明らかになり、水素が持つ抗酸化作用が証明された研究の一つです。
【運動パフォーマンスのサポート】
水素水は、筋肉機能の改善にもうれしい研究結果が出ています。
明治国際医療大学によると、水素水の摂取により運動パフォーマンスが向上したとの研究結果が発表されています。
水素水が持つ抗酸化作用によって、筋肉のパフォーマンスがより発揮されるようになり、運動能力のアップをサポートします。
さらに、同研究では、運動時の疲労負担度の抑制にも水素水の摂取が働いたとのことです。
水素水が筋肉痛を緩和させるとの声もあり、アスリートで水素水を飲んでいる人も多くいます。
【ストレスケアに役立つ可能性も】
現代はストレス社会で、毎日精神的に疲労している人も少なくありません。
そんな精神的疲労でお悩みの人にも、水素水が持つ抗酸化作用が役立つかもしれません。
メロディアン株式会社の研究によると、4週間にわたって高濃度水素水を摂取した方のグループは、そうでないグループよりも抑うつと不安に関するスコアおよび交感神経の活動が有意に低くなったとのことです。
精神的不安やうつ病などの疾患は、酸化ストレスと深く関係しており、水素水はこれらの改善にも寄与すると期待されています。
【免疫バランスを保つサポート】
病気に強い体づくりには免疫バランスを保つこと、または維持することが大切です。
免疫力に関わる免疫細胞は活性酸素に弱いため、水素水の抗酸化作用によって免疫バランスを整えられれば、健康な体づくりにつながります。
免疫力が落ちてしまうと、かぜを引きやすくなったり、ウイルスに感染しやすくなったりするため注意が必要です。
免疫バランスを維持できていれば、心身共に健康体でいられるでしょう。
水素水の摂取に注意が必要な方
美容や健康サポートで大きく期待されており、メリットがたくさんある水素水。
しかし、体の状態によっては摂取に注意した方が良い人もいます。
腎臓疾患などで水分制限を受けている方
水素水は安全性が高く、決して害があるものではありませんが、疾患がある人は医師と相談して決めなくてはならない場合があります。
腎臓に関わる疾患を持つ方や水分量を制限されている方は、医師に相談をしてください。
さまざまな研究によって、水素水の副作用は報告されておらず、一般的に安心できる飲み物です。
薬を服用している人
水素水自体は安全性が高く、健康をサポートしてくれる飲み物ですが、薬の種類によっては注意すべきポイントです。
代謝を上げたり血流をよくしたり、水素水の期待されるメリットは多くありますが、薬を服用している人は医師に相談して、安心してから飲み始めても良いでしょう。
乳幼児
乳幼児はまだ体の体質がわかりません。
安全性が高く危険なリスクもない水素水ですが、体の機能が未熟な乳幼児に飲ませる場合は、医師への相談をしておくと安心です。
水素水の摂取で気を付けたい注意点
水素水の効果を実感するためには、正しく取り入れることが大切です。
水素水は美容・健康面のサポートで期待されていますが、摂取の仕方や選び方にはポイントがあります。
適量を毎日の生活に
水素水は1日でたくさん飲むというよりは、毎日適量を飲み続けるという意識がポイントになります。
一般的な一日の水分摂取量は1.2リットルが目安なので、一日に500ml~1リットル程度の水素水を毎日安定して摂取することがおすすめです。
水素水を飲む習慣を生活の中に取り入れて、継続的な美容・健康サポートを続けていきましょう。
高濃度や信頼できる製品を選ぶ
せっかく水素水を飲むなら、しっかりと水素が含まれているかどうかもチェックしたいポイントです。
市販の水素水にも記載されていますが、水素水の濃度はppmという単位で表記されます。
1気圧の水素飽和濃度は約1.6ppmですが、水素は抜けやすい性質があるため、0.8~1.2ppmで作られるものが多いです。
その中でもより高濃度なものを選ぶのが、水素水選びのポイントになります。
また、製造方法も注意したいポイントで、電気分解や高圧水素注入など、信頼性の高い製造方法を選ぶことが大切です。
製品ごとに第三者機関で検査をしっかり受けているかどうかでも、メーカーの信頼性を見極めることができます。
さらに、スーパーなどで売られている水素水を選ぶときは、入っている容器にも注意しましょう。
一般的にはペットボトルの飲料が多くありますが、水素水の場合はペットボトルの容器だと未開封でも水素が抜けてしまいます。
実際のところ、ペットボトルで水素水が売られているケースはほとんどなく、アルミボトルやアルミパウチの形状です。
その中でもっとも水素水に適しているのが、密封性の高いアルミパウチです。
開封後も空気がパウチ内に入りづらい特性があり、少しでも長く水素濃度を保つ形状に適しています。
ただし、アルミパウチだとしても長期間濃度を維持できるというわけではなく、基本的には出来立ての水素水を早めに飲みきるのがベストです。
国民生活センターによると、開封5時間後には濃度が30~60%に、24時間後には10%程度になってしまうという調査結果が出ています。
水素水は薬ではない
水素水は、さまざまな効果や研究データがありますが、薬ではありません。
これからも良い研究結果が出てくると思われますが、薬のように病気を治すものと考えてしまうと間違いです。
「水素水を飲んでも効果がなかった」「水素水じゃ痩せなかった」などの口コミもインターネット上で見かけますが、薬だと思っていると速効性や過度な変化を勘違いしてしまう人がいるかもしれません。
このような認識のズレが、水素水の信憑性が低いと言われてしまう一因となっています。
水素水を飲んでどうなるかは、個人差や体質によってさまざまなので、決して薬と同等のような過大評価はせずに、体をサポートする日々の健康法の一つとして取り入れましょう。
水素水の安全性と副作用について
水素水による健康被害や副作用の研究報告はなく、日常で飲む水として安全性の高いものです。
中には水素ガスのイメージで、爆発や炎症といった危険性を感じてしまう人が、少なからずいるかもしれません。
しかし、水素ガスが爆発するとしても500℃以上の環境が必要な上に、爆発するほどの濃度を維持することは水素水ではできないので、このような心配も一切ありません。
まとめ
水素水は、副作用や危険性の心配がなく、美容や健康面のサポートで注目されている水です。
水素による抗酸化作用で、年齢サインに負けない肌づくりを応援し、代謝アップや血流、生活習慣のサポートが期待されています。
このようにメリットの多い魅力的な水素水ですが、どのような体のサポートが期待できて、どのような水素水を取り入れるか把握することも大切です。
特に口コミや研究結果も多数ありますが、薬とは違うので「絶対に効く」という認識を持ってはいけません。
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